中国の陳雷水利相は5日、「現在、水利省は地下水汚染の管理に関する計画を制定しており、関連部門と共に効果的な措置をとるため力をいれ、全力で不法な汚染排出を取締り、国民が、清潔で安心できる水が飲めるようにするため地下水資源の保護を確実に行う」と述べました。
また長江上流の水利開発について陳水利相は、「この地域の水利開発は中国のエネルギー構造の調整に関わる問題であり、特に再生可能エネルギーである水力発電の利用は、中国政府が承認したエネルギー発展計画に関わっている。しかし、現在はまだ計画作成の段階にあり、次の段階では経済と社会の発展の大局、水力発電と環境保護との関係などを科学的に論証し、大局を見据えて計画を立て、多くの利益を上げていくようにする」と述べました。
ところで一部の地方企業が不法にも汚水を排出していることは、社会から注目を集めていますが、水利主管の官僚として陳雷水利相は第12期全国人民代表大会第1回会議に先立って地下水汚染の管理問題について記者に質問された際に、「私は水汚染問題に大きく注目している、しかしネット上の報道と実際の調査結果とはそぐわない部分がある。例えば、ネット上では山東省で地下水が汚染されていると報道されたが、地元の環境保護、水利部門が調査した結果、そのようなことはなかった」と答えました。 (劉叡)暮らし・経済へ
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