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安倍首相の訪米 "冷遇"される?

2013-02-23 15:13:18     cri    

























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 日本の安倍晋三首相は現地時間の22日午前、アメリカのワシントンにあるホワイトハウスに赴き、オバマ大統領と会見しました。しかし、意外なことに安倍首相の今回の訪米は、一国の政府首脳の公式訪問だというのに、オバマ大統領との共同記者会見の時間も予定より短縮され、アメリカのメディアはそのライブ映像すら出していないことです。その原因はどこにあるのか?そして双方の会談はどんな結果がえられたのか?今日の時事解説は、これらのことについての当放送局記者のリポートをご紹介しましょう。このリポートは次のように書いています。

 通常では、ホワイトハウスのホームページやアメリカのニュースチャンネルは大統領と安倍首相の会見、特にこの二人の指導者の共同記者会見を生中継するはずですが、今回、この世界一の経済国と世界三の経済国の首脳の会見は、ありえないようなくらいに簡単に報道され、ホワイトハウスのホームページやアメリカのニュースチャンネルもその模様を生中継していません。

 米日指導者の会談後の共同記者会見の時間も短縮され、オバマ大統領と安倍首相はそれぞれ1問答えただけで、会見は幕を閉じたのです。つまり参加人数の限られた記者会見では、質問は二つだけでした。1つは、朝鮮核問題と中日間の釣魚島問題についてです。これに安倍首相は、日本とアメリカが朝鮮の挑発行為に強烈に対応し、米日同盟を基盤にして領土問題を解決したいと表明しました。そしてもう1つの質問は、アメリカ政府の財政支出の自動的削減についてだったのです。このことから、今回の安倍首相の訪米は「日帰り旅行のようで慌しくて注目されていない」と評価されました。

 今回の首脳会談の成果については、現地時間の午後4時になってホワイトハウスがやっと短い声明を発表し、「双方は日本の『環太平洋パートナーシップ(TPP)協定』への参加について引き続き交渉を行い、その内容はあらゆるの商品に渡る」としています。この声明はまた、「両国の二国間貿易の問題、特に農産物に関する問題は非常に敏感であり、最終的な交渉結果が出る前に、一方的な関税の免除は求めない」と書いています。このほか、TPP交渉を深化させることを通じて、アメリカは自動車産業と保険産業の日本進出で突破口を見出したいものの、アメリカが望んでいる日本のTPP協定参加に関する協議では実際的な進展がこれまで遂げていないことが明らかにされています。

 また、安倍首相は会談後「日米同盟の信頼、強い絆は完全に復活した」と強調したものの、米日両国の首脳は、中日間の領土紛争のエスカレートについてはまだ慎重な姿勢を保っています。そしてその前日、アメリカの国家安全保障副顧問のローズ氏、国家安全保障会議のラッセル上級部長と国家安全保障問題副アドバイザーのフローマン氏は記者会見を開きました。席上、安倍首相の言論や、釣魚島問題をめぐる対中経済紛争について質問され、ラッセル部長は、「中国と建設的な二国間関係を築くのは非常に重要なことであり、これは特に地域の経済成長に密接に関わっていることをオバマ大統領も安倍首相もしっかり認識していると信じている。中日関係の安定はアメリカにもアジア諸国にも深く影響を及ぼし、東海とアジア太平洋地域の安定はあらゆる国の利益に関っている。オバマ大統領は外交活動を通じての領土問題解決を全力で支持している」と答えているのです。

 時事解説、今日は日本の安倍晋三首相の訪米についての当放送局記者のリポートをご紹介しました。(白昊)

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