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春節の消費市場に「節約」の新たな風

2013-02-18 14:25:57     cri    

























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 今、中国は旧正月の春節7連休が終わったばかりです。中国商務省の統計によりますと、今年の春節7連休期間、全国の小売業と飲食業の販売額は昨年同期に比べ14.7%多い5390億元に達したということです。しかし、消費額が大幅な伸びを見せる中、意外にも「節約」が新たなキーワードになっているようです。

 春節の大型連休が終わると、多くの中国人は人からもらった贈答品を安く売り、現金に換える習慣があり、贈答品買取の店もあります。しかし今年はこうした買取店を訪れる客さんは例年より少ないようです。ある店長さんの話です。

 「今年は大変ですよ。売りに来るお客さんも少ないし、買いに来るお客さんも少なかったです」

 このような贈答品買取店は主に高級タバコやお酒、健康食品、そしてデパートやスーパーなどで使えるギフト券を扱っていますが、今年は非常に厳しい状態だったようです。

 一方、高級タバコやお酒の専門店も苦境に陥り、販売額は例年より3割も減少したということです。店員さんの話です。

 「今年、高級な酒を買い求めに来るお客さんがずいぶん減りました。売れ筋は20元か30元ほどの一般レベルのお酒でした」

 春節期間中、高級品を扱うギフトショップや贈答品買取店にお客さんが少なかった背景には、このほど全国で実施されている節約キャンペーンの影響があると見られています。

 さらに、今年の春節期間中、飲食業にも新しい変化が見られました。高級レストランの予約や販売額は去年より明らかに減少したのに対し、一般家庭向けの年越し料理や食事会などの予約が人気となりました。一部のレストランは個室サービス料や、最低消費金額の設定、注文できる料理の制限をやめ、無料でケースを提供して食べ残したものは持ち帰るよう勧めています。レストランのオーナーの話です。

 「以前は、10人分の食事を春節セットとして3000元ほどで売っていましたが、今年は2000元です。昔は1人当たりの消費額が300元程度でしたが、今は150元か200元まで下がりました」

 国民の食に対する消費理念が大きく変わっているようです。中国では伝統的に春節の料理を残す習慣があります。これは「年々余裕がある」という縁起を担ぐためです。しかし今年は「お皿を綺麗にする」というキャンペーンが実施され、食べ物の浪費撲滅が新しいキーワードとなっています。

 今、多くの人は春節期間中の食事会は、「久しく会っていない友人や家族と楽しむためであり、贅沢に食べる必要はない」と考えています。中国社会に新風を吹き込んだ節約キャンペーン、春節期間にとどまらず、今後も長く続いてほしいものです。(02/19 Lin、吉野)

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