中国農業省南海区漁政局の呉壮局長は7日、この3年間、中国南沙諸島海域で漁業を行う中国漁船が、他の周辺国に違法拘留されたことはなく、2014年までに中国は南海海域で管轄権執行の常態化を実現することを明らかにしました。

　呉局長は「中国漁政船は去年、南沙諸島海域で漁業をする400隻あまりの漁船の護衛を行った。漁政船の護衛日数の平均は183日に達し、海上任務にあたる一部の職員の出勤日数は250日を超えた」と述べました。

　また呉局長は「今後の2年間、数多くの漁政船が投入されるため、南海海域の漁民を守る能力が更に向上するだろう」という考えを示しました。（万、山下）暮らし・経済へ