韓国とロシアが共同で研究・開発した人工衛星搭載ロケット「羅老号」は1月30日、韓国の南部に位置する羅老宇宙センターから発射され、その一時間後、韓国教育科学技術省から打ち上げの成功が発表されました。
30日午後4時2分、「羅老号」は宇宙センターから発射され、54秒後に音速を超えました。232秒後に第1段が切り離され、395秒後には第2段に点火されました。そして約一時間後、韓国教育科学技術省の李周浩部長から「羅老号」の打ち上げ成功が発表されました。
30日に打ち上げられたのは3回目の挑戦となった人工衛星搭載ロケット「羅老号」で、韓国はかつて2009年と2010年にそれぞれ「羅老号」の打ち上げを試みましたが、失敗に終わっていました。
「羅老号」が打ち上げられ、正常な軌道へ入ったあと、韓国の李明博大統領は教育科学技術省と航空宇宙研究院へ祝電を送り、「韓国は宇宙科学時代の扉を開く第一歩を踏み出した。これは韓国の国力を上げる契機だ」とし、「人工衛星との交信の成功も期待している」と話しました。
当初の計画では、現地時間31日午前3時37分に地上指揮システムと「羅老号」の一回目の交信が行われるとされていました。衛星が正常に作動しているかについては、31日に発表される予定です。
なお、韓国のマスコミによりますと、韓国教育科学技術省と航空宇宙研究院は2018年から2019年にかけて、韓国が独自開発した人工衛星搭載ロケットを打ち上げる計画で、2021年までに1.5億ウォン(およそ1296億円)を拠出するという予算案も策定されたということです。(トントン、中原) 国際・交流へ
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