中国天津市浜海観光区に位置する中国初の国家総合海洋博物館は、第一段階の設計審査を通過し、全世界へ向けて所蔵品の募集を始めました。

　この国家海洋博物館は敷地面積が30万平方メートル、総投資額が28億元（約410億円）で、中国では初の国家レベルの総合的、公益的海洋博物館です。海洋に関わる文物などは社会や民間に散在している可能性もがあるので、すでに全世界へ向けて所蔵品の募集を始めています。天津市は寄付、購入などの方法で所蔵品を募集し、およそ2万点を集める予定だということです。

　国家海洋博物館は2012年10月に国務院の同意と国家発展改革委員会の正式承認を受け、2015年までに完成する予定です。建物と庭園を連結させた展示方式で、収集・収蔵、展示・教育、科学研究、交流と普及、旅行・観光などの機能が一体化した海洋科学技術交流プラットホームであり、シンボリックな文化施設だということです。（トントン、高橋）旅行・文化へ