このほど中国社会科学院経済研究所が発表した報告によりますと、2008年から2011年までの4年間で中国の三級、二級レベルの病院で使用される薬品の比率に明らかな変化が見られることがわかりました。使用薬品のうち腫瘤治療のための薬品や免疫抑制剤の比重が特に大きくなっており、人々が腫瘍病の病状を重く見ていることを示しています。また、全国腫瘤登録センターの報告によりますと、この20年間でがん患者の若年化が進み、発症率と死亡率が上昇する傾向にあります。毎年新たに発症する腫瘍病症例は平均で312万件で、1分に6人ががんと診断されていることになります。特に若年化傾向にあるのは乳腺がん、肺がん、結腸がん、甲状腺がんなどです。
中国の腫瘤病の発症率は毎年3%~5%のスピードで増えており、不健康な生活習慣と環境の変化ががんを引き起こす主な要因となっています。
専門家によりますと、若い人が発症する場合、その前になんらかの異常が見られ、早めに異常に気づき早期診断と治療を受けることで治癒率が高められるということです。(牟、吉野) 暮らし・経済へ
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