中国海洋局の劉賜貴局長は10日、北京で開かれた中国海洋活動会議で、「概算統計だが、2012年中国の海洋総生産は5兆元を上回った。また、中国は99.8%の深海で科学調査、探査を行う能力を備えた」と述べました。

　関連データによりますと、2011年の中国の海洋総生産は4兆元以上に上り、GDP・国内総生産の9.7%を占めていました。海洋局の報告によれば、中国の海洋経済は引き続き8%の成長率を維持し、2020年までに海洋総生産は9兆元に達し、GDPに占める割合は10％を越えるだろうとしています。

　劉局長はまた、「2013年も中国は引き続き海洋経済の発展に力をいれる。海南省の三沙市など離島の経済発展を支援し、ハイエンドの観光・リゾート産業を離島に誘致する」と語りました。（任春生、大野）　暮らし・経済へ