中国の大手家電小売販売会社である蘇寧グループはこの26日に創立22周年の記念日を迎えました。

　この日このグループの張近東取締り役会長は、グループの全職員に宛てた公開状で、蘇寧電器を「中国のウオルマートとアマゾン」にすることを目指し、中国を拠点とする世界的なグローバル企業をしていくとの意欲を表明しました。

　張会長はその中で、蘇寧がすでに「斬新なビジネスモデル」を築いたとしており、これまでどおり店頭とオンライン両方の販売ルートを通じ、電器商品だけでなく、百貨全般を取り扱い、サプライ・チェーン、マネジメントを一層広げ、国内外のより多くの市場に進出し、世界的な大企業に成長させることを目指しています。

　蘇寧は中国の伝統的な電器チェーン企業となっていますが、いま消費者は新しい「蘇寧スーパー」で、家電だけでなく、百貨、インテリア、バーチャル製品などを購入でき、蘇寧オンラインサイトで注文した商品を店頭で手にすることが出来ます。

　2011年、蘇寧電器グループの売上高は2000億元（約2兆7270億円）近くに達しており、このほど発表された「中国民営企業500」の第3位にランクされました。

　そしてその創立22周年を祝うため、蘇寧電器グループは社会公益事業として4100万元（約5億5900万円）を寄付しています。（陳博）　暮らし・経済へ