低予算コメディー映画『人再囧途之泰囧』(『泰囧(タイジョン)』=「旅の男はつらいよ」)がまさに今年最大のダークホースとなりました。公開2週間で興行収入はすでに6億5000万元(約89億円)を突破し、国産映画の数々の記録を更新しつつあります。さらに3週間で10億元(136億円)突破が予想され、史上最高に稼いだ国産映画となる見込みです。
今月12日に公開された『泰囧』は、ジャッキー・チェンの『十二生肖(CZ12)』、チョー・ユンファ主演の『大上海』、そして「中国映画史上、最高品質を誇る3D作品!」と言われる『血滴子』の3本の大作に囲まれながら、上映回数は依然トップの地位を保っています。25日、全国20の大都市では、『泰囧』が8000回上映され、総上映回数の34.59%を占めました。20日公開されたばかりの『十二生肖(CZ12)』は7014回、30.61%で第2位、『大上海』と『血滴子』は3500回以下でした。
業界関係者は、「そもそも今年の新年映画にコメディーの目玉がなかったのがおかしい。そこにこの爆笑喜劇が登場したので、観客が見逃さず、映画館に殺到したのだろう。今の国産映画市場には、このような良質なコメディーが本当に少ない」と述べました。
また、現在、高いコストが映画産業の発展にマイナスの影響を及ぼしています。しかし『泰囧』のような中低予算の映画の成功は投資者に大きな自信を与えましたし、高コストの大作が国産映画の唯一の路ではないことが証明されたのです。(ooeiei、大野)旅行・文化へ
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