旧日本軍による南京大虐殺の75周年を記念し、中国南京市の南京大虐殺犠牲者記念館では13日午前、約9000人が参加して平和集会が行われました。

　午前10時、南京市の上空にサイレンが響きわたり、全市の列車や船、車も汽笛やクラクションを鳴らしました。記念館前の広場で行われた平和集会には中国のほか、アメリカ、カナダ、ポルトガル、チェコ、ギリシャ、インド、ネパール、韓国、日本などから約9000人が参加し、犠牲者に献花しました。また、日本と南京の僧侶、南京大虐殺の生存者、遺族らが、犠牲者追悼の法要を行いました。

 　これに先立ち、記念館では12日夜、国内外の人々が3000本のロウソクを灯し、大虐殺犠牲者の冥福を祈りました。(鵬、大野)　暮らし・経済へ