アメリカのベイナー下院議長は29日、今月中旬に始めた「財政の崖」問題をめぐる議会指導者と大統領との協議が実質的な進展を遂げていないことから、歳出の削減に対してより多くの誠意を示すよう民主党に求めました。
アメリカ議会の共和党と民主党の両党が年内に妥協に達しなければ、アメリカ経済は年明けには増税と歳出の強制削減が重なる「財政の崖」という難題に直面することになります。一方、両党は連邦政府の債務上限問題についても合意に達する必要があります。
ベイナー下院議長は、今の協議状況に遺憾の意を表した上で、「債務上限の引き上げ幅は、歳出の削減状況と組み合わせて考慮すべきだ」と強調しました。(万) 国際・交流へ
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