OECD・経済協力開発機構は27日、パリの本部で世界経済の見通しを発表し、「5年間にわたる経済危機を経てユーロ圏経済は衰退しており、世界経済の成長力が弱いため、回復は不均衡でリスクもある。世界経済はさらに収縮する可能性もあるが、長期的に見れば成長する見込みがある」と明らかにしました。
この報告はまた、「OECD全体の2013年の経済成長は2012年とほぼ同じ1.4%を保っており、2014年には2.3%に上る。今年と来年、ユーロ圏経済は衰退局面に陥り、アメリカ経済の成長率は予想を下回る。ヨーロッパ経済の影響で、新興市場の経済成長が緩慢になり、世界貿易も前進しないため、世界経済は厳しい課題に直面するだろう」と予測しています。
OECDは、「今後2年、新興国の経済は引き続き成長していく。2012年の中国の経済成長率は7.5%、2013年、2014年はそれぞれ8.5%と8.9%になる見通しだ。これから、中国経済は外部のマイナス影響を受けるが、住宅市場とインフラ施設の支出や内部需要が経済成長を推し進めるだろう」と予想しています。(Yin、大野)
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