中国共産党中央政治局の劉雲山常務委員は17日北京で、ベトナム共産党中央委員会のグエン・フー・チョン書記長の特使である、ホアン・ビン・クアン中央対外部長と会談しました。

　劉雲山常務委員はその中で、中国共産党中央委員会の習近平総書記からの慰問と感謝の意を伝えた上で、「第18回党大会が閉幕したばかりで、ベトナムが特使を派遣し、我が党の新しい党首脳らに祝電を伝えることは、ベトナム共産党中央とグエン・フー・チョン書記長が中国との関係を重要視していることを表している」と述べました。

　劉雲山常務委員はまた、「中国共産党と政府はベトナム共産党と政府との関係を重視している。双方は共に、長期的に安定した善隣友好協力関係を堅持し、両国関係が向かう正しい方向をしっかりと把握し、中国とベトナムの全面的な戦略協力パートナー関係を深く推進していきたい」と言う考えを表明しました。

　これに対して、ホアン・ビン・クアン部長は「ベトナム共産党は、習近平同志を総書記とする共産党中央の指導の下で、中国が中国の特色ある社会主義の道を堅持し、小康社会（ややゆとりのある社会）を全面的に築き上げることができると信じている」と述べた上で、「中国と共に、信頼を深め、協力を強化させ、ベトナムと中国の関係を新たな段階に引き上げていきたい」としました。（万、志摩）