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 <党大会>中国経済発展方式の転換、世界にも有利

2012-11-11 19:34:57     cri    

 中国共産党第18回全国代表大会が北京で行われています。中国共産党中央の胡錦涛総書記が提出した全党代表審査の報告書で、科学的発展観を基に、経済発展方式の転換を加速させることは、中国が発展するための全面的な戦略配置の鍵だと改めて強調しました。これは、中国が引き続き経済発展の方式を転換させ、発展に対して速度から質へと効果を求めることを重視する現われです。同時に、中国の経済発展方式の転換は世界の発展にも有利だとしています。

 第18回党大会の代表で、中国送電設備の大手企業である新疆特変電工株式有限会社の張新理事長によると、去年末までに、この会社の収益は200億元を超え、変圧器の送出能力は2億kVAにのぼり、世界で首位を占めました。同時に、送電技術分野では多くの特許を有しています。また、ここ10年の会社の発展を振り返り、今日に至ることができたのは科学を通して産業技術がアップしたからだと語ります。張代表は、「ここ10年、自主開発能力の建設と科学技術への大規模投資を行ってきた。その経費は過去には収入の1%未満だったが、今では5%近くまで上がり、10億以上に上る。経済の高度成長はこのような新たな科学技術の進歩と構造の調整、発展方式の転換によってもたらされたものだ」と述べました。

 新疆特変電工の発展の道のりは、中国が経済発展において捜し求めていた道です。近年、中国は経済構造に対し戦略性の調整を強化しています。第17回党大会で、経済発展方式の転換は未来の経済発展を遂げる目標の鍵だと位置づけました。そして、産業構造の調整以外にも、需要の構造、都市と農村地域の構造などの調整も求められました。第18回党大会の代表で、中国国家発展改革委員会の張平主任は、ここ数年の模索を経て、中国は経済発展方式の転換において著しい成果を収めたと評価しました。需要の構造において張主任は、「これまで輸出と投資に依存していたが、今の需要構造は大きく変化し、今では内需拡大で経済成長を促している。2011年と今年の前9ヶ月のデータによれば、内需拡大による効果は既に100%を超え、外需を大きくしのいだ。この結果は消費、投資、輸出の三大柱によって経済成長を促すという要求に一致している」と話しました。

 第18回党大会の報告が、経済発展方式の転換の鍵として全面的な経済体制改革の深化を強調していることに、多くの学者が注目しています。

 これに対し、中国国務院発展研究センターマクロ経済部余斌部長は、経済の長期成長を維持するには、全面的な経済体制の改革を深化させなければならないと指摘しています。

 余部長は、「中国の経済成長は過去の高度成長の段階を過ぎ、7%から8%の成長率を保つ成長期に入った。これは、今ある体制の中で、資源配置に限界が生じ、経済成長の潜在力と空間が縮まったからだ。もし経済体制改革を通して現在の経済体制を変換させれば、新たな制度がもたらす効果で潜在力を拡大させることができ、経済の高レベルでの成長維持を実現できる」と語りました。

 中国の経済発展方式が転換を遂げ、全面的で協調的、そして持続可能な発展を実現するには、新疆特変電工やほかの中国企業と同じように、絶えず模索と努力を重ねなければなりません。企業の発展について張代表は、「報告を聞いて、科学技術の研究開発や最先端技術の基礎研究の分野で更なる投資と努力をすることを決心した。それによって、自主開発型企業の建設を全面的に実現できるようになり、企業の高度成長と持続的な発展を促すことができる」と話しました。(劉叡、丹羽)

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