中国とＡＳＥＡＮ・東南アジア諸国連合は29日にタイで、まもなくプノンペンで開かれる東アジアの指導者の関連会議に備え、非公式高官協議を行い、地域情勢や中国とＡＳＥＡＮの関係などの議題について率直な意見を交わしました。

　高官らは、「国際情勢と地域情勢に複雑な変化が生じる中、中国とＡＳＥＡＮは交流を強化し、相互信頼の促進に努め、チャレンジに共に対応し、共同発展を実現させるべきだ」との考えを示しました。

　また、「今年11月にプノンペンで開かれる東アジアの指導者の関連会議はこの地域の指導者にとって重要な会合である。厳しい経済情勢に直面する中、各国は今年の会議が発展のテーマをめぐり、東アジア経済の健全たる発展に原動力を添えられるよう期待している」と述べました。

　この他高官らは、「南海各方面行動宣言」の実行状況を確認した上で、「南海情勢の安定を維持することは非常に重要だ。南海問題をめぐる中国とＡＳＥＡＮ諸国との対話と交流は順調で効果的であり、南海の平和と安定を維持する面で重要な共通認識と重大な利益を持っている。各方面は『南海各方面行動宣言』を全面的に実行し、協議で一致した上で、『南海行動準則』の達成に向けて努力していく」と強調しました。（玉華、中原）国際・交流へ