世界最大級の監査・税務・アドバイザリーファームであるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)は11日、米国Partnership for New York Cityと共同で、年次レポート「Cities of Opportunity - 世界の都市力比較2012」を発表しました。レポートによりますと、北京の経済力における評価が去年の9位からトップに躍り出ました。玄関都市における評価は3位で、総合評価は去年と同じ、17位でした。「北京は世界都市になった」と、レポートは評価しています。
5回めになる今年のレポートは、世界の主要27都市について、知的資本・イノベーション、健康・安全・治安、交通・インフラ、経済力、玄関都市など10の領域で分析しています。
経済力の領域において、上海は5位でした。北京はこの領域で満遍なく、高いランクに入りました。たとえば、世界トップ500企業の本社数が東京に次いで2位、金融と商業サービスの就職機会が4位となりました。
玄関都市は今年からの新しい領域で、その都市の世界との関連性や吸引力を評価します。北京はこの領域において、ロンドン、パリに続き3位となり、4位は上海でした。
この領域のうち、北京は空港から都心までの便利さで1位、ホテルの部屋数で2位、実施された国際会議数で4位、海外観光客数で11位、観光客の流量で6位(アジアでは日本の次ぐ2位)となりました。
また、レポートによりますと、知的資本・イノベーション、健康・安全・治安、交通・インフラなどの領域では、北京は低いランクにあり、改善の余地はまだまだあります。(牟)
経済力領域のランキングトップ10
1.北京
2.パリ
3.ロンドン、ニューヨーク
5.上海
6.シンガポール
7.香港
8.トロント
9.モスクワ
10.東京
総合評価ランキングトップ5
1.ニューヨーク
2.ロンドン
3.トロント
4.パリ
5.ストックホルム
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