中国国家発展改革委員会は北京、天津とその周辺地域で発生する黄砂被害を減らすため、来年から10年間にわたって、黄砂の発生源の環境を整備する第2期プロジェクトを実施することを明らかにしました。このプロジェクトのために877億元(約1兆円)を拠出する予定です。
プロジェクトの実施対象地域には北京、天津、河北、山西、内蒙古、陝西の6つの省、市、自治区の138の県が含まれています。2022年までに、第1期プロジェクトの成果を基礎に、整備可能な砂地を整え砂地の拡大を防止し、生態系環境の改善を目指します。また北京、天津および華北地域の北部に「緑の壁」を全面的に構築し、黄砂の発生と被害を減らすことを目標としています。
なお第1期プロジェクトは2000年に始まり、これまでの10年間に412億元(約5000億円)の資金を投入し、黄砂対策に効果をあげています。(鵬、吉野)暮らし・経済へ
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