中国国家林業局野生動物保護局の張希武局長は29日、大連パンダ館のオープニング・セレモニーに出席し、「中国で設立されたジャイアントパンダ自然保護区は現在64カ所になり、パンダの絶滅危機は多少緩和されている」と発表しました。

　この中で張局長は、「中国政府は、パンダの保護を非常に重視している。国家林業局は四川省、陝西省、甘粛省と協力して、全国範囲でパンダ保護及びその生息地保護プロジェクトを実施している。これにより、パンダ保護の健全なネットワークが形成され、パンダ生息地の60%と野生のパンダ個体群の70%以上が保護区の監視下に置かれた」と説明しました。

　張局長はまた、「第3回パンダ調査の結果によると、野生のパンダの数は1600頭近くになった」と述べた上で、現在は飼育パンダの野生化計画にも取り組んでいると明らかにしました。（ミン・イヒョウ） 暮らし・経済へ