北京市商務委員会と北京市財政局は25日、即日から12月31日までの期間、クレジットカードの利用を扱う小売業者に対して、2.5％以内の補助金を提供すると明らかにしました。

　目下北京ではクレジットカードによる消費が少なく、小売販売額の4％前後に留まっています。大規模小売業者でも、クレジットカードを取り扱う意欲は低いのが現状です。

　そのため、北京市政府は今年、これに対する補助金制度を強化し、クレジットカードを取り扱う業者に2.5％以内の手当てを支給します。

　25日のスタート式で、蘇寧電気、国美電気、大中電気、イオンモール、居家之家（家具店）などが補助金活動への参加を決めました。この政策の実施によって、3年内に家電製品のクレジットカード利用率が30％に達し、消費が30％から40％拡大すると見られています。

　一方、クレジットカード利用を推進する中で、北京の各小売業者は新たなセールス方法を模索しており、銀行などの金融機関と協力して割手数料をなくしています。中でも「ゼロ頭金、ゼロ金利、ゼロ手数料」の「三ゼロ分割払」が消費者に最も人気です。この「三ゼロ分割払」を利用すると、これまでと比べて1.5％から4％の費用を節約することができます。クレジットカード利用を促す今回の補助金政策は3000万元を拠出し、18億元のクレジットカード利用を促すと見られています。（ooeiei、中原）

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