第67回国連総会一般討論演説が25日に、ニューヨークの国連本部で開幕しました。
国連のパン・ギムン事務総長は開幕式で、「持続可能な発展は将来の希望を実現する鍵であり、国連事務総長として最優先に考えることでもある。現在、ミレニアム開発目標実現の最後の期限まで後3年ある。『リオ+20』サミット(国連持続可能な開発会議)は一連の持続可能な発展目標など、今後の方向をはっきり指し示した」と述べました。
またパン・ギムン事務総長は、「シリア情勢はますます悪化し、地域ないし世界の平和と安全に影響をもたらしている」と述べた上で、国連とアラブ連盟のシリア合同特別代表を務めるブラヒミ氏の活動を支持し、シリアの各方面への武器輸送を停止させ、シリア人主導の移行プロセスを一日も早くスタートさせるよう国際社会に呼びかけました。このほか気候変動、アフリカ・サヘル地域の食糧危機、パレスチナとイスラエルの和平プロセス、イラン核計画、国連の改革などの問題にも言及しました。
今回の国連総会一般討論演説は「国際紛争、国際情勢の平和的手段による調整と解決」をテーマとして、25日から10月1日まで行われます。期間中、各国の政治要人120人余りが演説する予定です。(玉華、吉野)
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