中国国家洪水・旱ばつ防止総指揮部によりますと、ここ数年、中国政府は土石流防止対策に力を入れ、現在までに防災補助資金として77億8000万元（約965億円）を拠出したということです。

　2010年11月から中国の各省庁は、3年計画で全国を対象とする土石流防災措置を実施しました。

　今年の実施状況によりますと、警報システムはほぼ確立され、災害の範囲を的確に把握しタイムリーな警報の発令が可能となりました。統計によりますと、今年は川の増水期に入って以来、全国645の防災対象県で発令された警報回数はおよそ1万9000回でした。また防災関係者130万人に約620万通以上の防災メッセージが発信され、被害の拡大を防いだということです。（ミン・イヒョウ　吉野）

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