中国・中東欧諸国協力事務所が6日、北京で発足しました。中国政府が中東欧諸国に向けて設立した総額100億ドルの借款プロジェクトもこの日スタートしました。

　この日の発足式と第1回政府調整官会議には、中東欧16カ国からの政府調整官代表と同事務所の中国側各部門の代表が出席しました。中国・中東欧諸国協力事務所の事務所長を務める中国外務省の宋涛次官は挨拶で、「今年4月以来、中国と中東欧諸国の経済貿易などの実務協力は安定して進んでおり、多くの成果を収めた。各国が注目する100億ドルの借款資金を利用して、中国と中東欧各国の企業は数多くの協力協定に調印した。これまでに、中国は中東欧諸国に30あまりの貿易・投資促進団を派遣した。また、中国と中東欧諸国の交通網建設専門家諮問委員会も準備中だ」と述べました。

　今年4月、第1回中国・中東欧諸国首脳会議がポーランドのワルシャワで開催され、中国の温家宝首相は双方の協力促進について12の措置を提案しました。中国・中東欧諸国協力事務所の設立はその中の1つです。（玉華、大野）