中国の孟建柱公安相は28日、「業務の機構を整備し、警察の国際協力を強化して、海外における中国公民の権益侵害を断固として取り締まり、中国公民の人身と財産の安全を確実に保護していく」と強調しました。

　孟公安相は、「中国の各公安機関は、警察の国際協力の分野とルートを開拓し、海外での犯罪を取り締まる能力と水準を更に向上させなくてはならない。現実の中から効果的な方法を導き出して制度化し、犯罪を取り締まる強大な力を形成する。中国の警察が展開した国際的な警察協力の成功事例を広報し、犯罪活動取り締まりと、中国公民の安全保護に対する、中国政府の決意を十分にアピールすることで、公安機関の良好なイメージを更に樹立していく」と指摘しました。

　今年7月19日から8月25日まで、中国公安省は特別捜査班をアンゴラに派遣し、アンゴラ在住中国人に対する誘拐、強奪、恐喝、中国人女性の拉致・強制売春などを犯した12の犯罪グループを壊滅させると共に、各種重大刑事事件を48件摘発し、アンゴラ在住の中国籍容疑者37人を逮捕しました。（白昊、大野）暮らし・経済へ