米のパネッタ国防長官は14日、エジプトの新国防相シシ大将と電話会談しました。電話でシシ国防相は「引き続き米軍と関係を発展していくとともに、イスラエルと調印した和平協定を遵守していく」と、エジプト政府の態度を表明しました。

　パネッタ国防長官は電話会談後、国防総省での記者会見で、エジプトのシシ国防相が両国の軍事関係を継続していく意思を表明したことについて、「これは動揺してはいけない義務だ」とし、「これは、過去30年来、中東の安定を確保する礎なのだ」と強調しました。

　パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスの高官は14日、「エジプト政府はこの日から3日間、ラファ検問所を臨時開放した。パレスチナ人およそ800人が、ここを通りエジプトに入った」と述べました。さらに、「ラファ検問所の永久開放や仕事の効率化」をエジプトに呼びかけました。（朱丹陽　山下）

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