アメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7日に声明を発表し、ギリシャの長期格付け見通しを「ネガティブ」に修正し、今後も状況に応じて下方修正する可能性があることを示しました。
声明によりますと、ギリシャ政府が支出の削減によって国際社会の追加支援の条件を満たすことは大変難しいと予測し、今回の格下げを行ったということです。追加財政緊縮策の策定の延期や経済状況の悪化が続いていることなどを受け、ギリシャ政府は今年もより多くの国際支援を必要としています。ギリシャがこれらの国際支援を得ることができなければ、S&Pは同国に対する信用格付けを再び引き下げることを示唆しています。
債務危機が発生してから、S&Pを含む多くの格付け機関はギリシャに対し何度か格下げを行っています。(万、吉野)
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