中国国家国防科学技術工業局が30日発表したところによりますと、「嫦娥3号」月探査機の関連プロジェクトが順調に進んでおり、2013年下半期に打ち上げられる予定だということです。

　中国の月探査プロジェクトは、月を周回すること、月面への軟着陸、地球への返還という三段階に分けて進められていますが、「嫦娥3号」プロジェクトは、月面への軟着陸と言う要の一歩とも言える第二段階となります。中国の宇宙探査機が初めて、地球以外の天体への軟着陸しを実現し、自主的にルートを選び、障害物を避け、月面に着陸して、月面の探査を行うようになります。

　宇宙技術の発展に技術的な基盤を築き上げた「嫦娥3号」プロジェクトは、中国の宇宙飛行事業において、一里塚的な存在となるだろうと見られます。（FUYING,KOKUSEI） 

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