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シリア危機、「政治的解決こそ国民のため」

2012-07-20 15:41:13     cri    

























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 国連安全保障理事会は19日に、シリア問題をめぐってイギリスなどが提出した決議案の採決を行いましたが、ロシアと中国が拒否権を行使し否決されました。中国とロシアがシリアをめぐる決議案に拒否権を行使するのは昨年10月以来3度目となります。今回の拒否権行使の理由について両国は、「シリア国民の根本的な利益に合わず、シリア各側の暴力停止と問題の政治的な解決を図ろうという国際社会の希望に反しているためだ」としました。

 現在、安保理にはシリア問題をめぐる決議案が2つ提出されています。1つはロシアが提出したもので、もう1つはイギリス、アメリカなどが提出したものです。ロシアによる案は中国の立場と一致しています。一方のイギリスやアメリカなどの案は、シリア情勢を「世界の平和と安全を脅かす」としています。さらに国連憲章の第7章に基づき、シリア政府に対して重火器の使用停止を含む一連の強制措置を求めており、シリア政府が応じない場合、軍事介入の可能性も含めた制裁措置を取ると警告しています。この決議案は、極めてアンバランスなものと見られています。シリア政府に対しては厳しい要求を出し、制裁や軍事介入の実施も警告している一方、シリアの反体制派についてはあまり触れていません。したがって、この案は停戦どころか、シリアの反体制派による暴力の拡大を助長し、アナン国連・アラブ連盟合同特使と国連シリア監視団の活動を破壊しようという狙いがあるものと見られます。シリアに対して、制裁を加えさらには軍事介入をして、アサド大統領を退任に追い込み政権交代を強行しようとしています。

 シリア問題に対して、中国は暴力の停止やシリアの国民が主導する包括的対話の実施、そして危機の政治的な解決を一貫して主張しています。そうすることにより国民への被害を食い止められ、経済的損失が減り、衝突が隣国へ広まるのも防止できます。さらに停戦後の復旧のための基礎を築くことができます。これこそ、シリア国民の利益になることだと考えています。

 また、中国が主張している政治的な解決とは、シリア国民が自ら国の運命を決め、外国から強制的に加えられた解決策を受け入れず、干渉を許さず軍事介入も許さないことです。これは、国連憲章で定められた「他国の内政に干渉しない」という原則に沿うもので、中国が一貫して堅持している基本原則でもあります。中国は、シリアのいずれの方面に対しても偏ったり、一方的に反対したりはせず、シリア国民の選択を尊重する考えです。

 また中国はアナン特使の調停案を支持し、外国勢力がシリアの反体制派を武装させ支援し、アナン特使の調停を破壊することに断固反対しています。また外国勢力がシリアの政権交代を強行しようとする覇権的な行為やシリアに対して政治的圧力や経済制裁、外交上の孤立化、軍事上の脅迫などを行うことにも固く反対する姿勢を示しています。(鵬、吉野)

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