中国・アフリカ協力フォーラム第5回閣僚級会議は19と20の両日、北京で行われます。会議を前に、中国商務省の李金早次官は「アフリカ援助で、中国は力の範囲内で最善を尽くしている。中国企業によるアフリカへの投資は、正常な国際競争と協力である」と述べました。

　経済援助について李次官は「民生の整備や人材の育成、物資の提供などが含まれている。これらは、中国のGDP（国内総生産）で占める割合が非常に低く、発展途上国としての許容範囲を超えていない」と強調しました。

　また、アフリカ援助について、「中国が、経済が比較的立ち遅れた国から、世界2位の経済大国に成長したことは、アフリカ諸国を含め、多くの国の援助があったからだ。このことから、自国の成長とともに、力の範囲内でアフリカの開発に最善を尽くしたい」と、中国政府の立場を示しました。

　さらに、「中国の投資はアフリカの資源を奪い取っている」などの声に対して、李次官は「中国企業の投資は、いずれも国際的慣例と市場ルールに従っており、正常な国際競争と協力である」と強調しました。（朱丹陽　山下）暮らし・経済へ