中国の楊潔チ外相は12日、カンボジアの首都プノンペンで開かれた東アジアサミット外相会議に出席し「東アジアサミットが域内では最も普遍的、かつ重要な関心事項に注目し、その戦略性と先端性を際立たせ、域内の持続的な平和と共同の繁栄などの重要問題において、効果的に誘導していくよう期待している」と語りました。

　楊外相は、その際、東アジアサミット枠組みにおける協力を継続的、かつ健全に発展させていくため次の三つのことを提案しました。

　それは①発展というテーマにフォーカスして、共通の利益というパイを大きくすること；②域内協力を重点的に推進していくこと。ASEAN（東南アジア諸国連合）が主導になり、順序を追って事を運び、協議による合意達成を重視し、各国の快適度に配慮するなどの特徴をもつ東アジア式の協力形態をもって、域内協力を絶えず前進させていくこと；③この地域の平和と安定の維持に共に尽力していくことです。

　楊外相はさらに「中国はアジア太平洋地域の責任を持つメンバーとして、相互の尊重、小異を残して大同につくという精神に基づいて、サミット参加のその他の国々と相互信頼を深め、協力を促し、平和な発展を求め、繁栄した調和のとれた東アジアとアジア太平洋を築き上げるためより大きく努力をしていきたい」と述べました。（Yan）