国連のシリア監視団のムード団長は16日ダマスカスで「シリアの衝突が絶えずエスカレートしつつあることから、監視団は巡視などの活動を暫く停止する」と表明しました。これに対して、シリアは理解を示しました。
ムード団長は「ここ10日間、シリアでの暴力衝突が絶えずエスカレートしているので、監視団は監視と協力作業を正常に行うことができなくなった。監視団はシリアでのすべての活動を暫く停止するが、監視団の団員は駐在地で待機する。シリアの情勢が好転すれば、監視団は活動の再開を考える」と述べました。
これに対して、シリア外務省はこの日声明を発表し、理解を示した上で、武装勢力がアナン特使の和平計画を破壊しようとしていることを非難しました。(Katsu、高橋)
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