中国の李克強副首相は14日北京で、中国を訪問中のベルギーのレンデール外務大臣兼副首相と会談し、「中国はユーロ及びヨーロッパの一体化を硬く支持し、国際社会と共に、各種のルートを通して欧州債務危機の解決に参与したい」と言う考えを表明しました。

　李副首相はその中で、「中国とヨーロッパは互いに重要な協力パートナーと認めている。欧州連合は各加盟国の共通認識を収集し、金融市場の秩序を安定させ、経済と雇用の成長を促し、債務危機を適切に解決できると中国は信じている」と述べました。

　両国関係について、李副首相は「国際情勢が頻繁に変化し、世界経済の回復が様々な困難に直面している今、中国とベルギーは二国間の実務協力を推進するべきだ」と表明しました。

　これに対して、レンデール外務大臣兼副首相は、「ベルギーは中国と共に、全面的な協力を拡大し、両国企業の相互投資により良い環境を作り、ヨーロッパと中国の関係発展の推進に積極的な役割を果たしていきたい」と表明しました。（万、志摩）