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 第1回全国アナウンス・通訳コンテスト開催

2012-06-11 16:23:39     cri    


会場の様子

 全国の日本語学習者が日本語でアナウンスや通訳、現場リポートなどを競いあう、第1回全国日本語アナウンス・通訳コンテストの決勝戦が10日、北京語言大学で開かれました。


ニュース読み

 このコンテストは、中国国際放送局と北京語言大学が共催したもので、一般的に行われているスピーチコンテストや通訳大会とは異なり、アナウンスや現場リポートなどを競うのが特色です。決勝戦では、第1部門でニュースの原稿読みと逐次通訳が競われ、第2部門では、スクリーンに映し出された写真を見ながら、現場リポートを行いました。問題の内容は、ほとんど最新の情報やニュースなどが使われ、応援に駆けつけた人達も出場者と一緒に通訳やレポートをする姿が見られました。

 コンテストで1等賞に輝いた北京語言大学大学院3年生の曹逸氷さんは、「噛まずに読むことや、アクセント、イントネーションなどを意識しながらニュース原稿を読み上げるのが一番難しかった」と語りました。日本に留学経験がある曹さんは、「中学1年生の時からアニメや漫画などを通して日本語に興味を持ち、大学に入ってから正式に勉強を始め、卒業後はフリーの通訳者として中日の架け橋を目指している」と話しています。また、「今回のコンテストを通じて、アナウンス技術も身につけられた。今後はより良い通訳ができるように頑張りたい」と語ってくれました。

 2等賞を受賞した南開大学の王璐さんは、「現場レポートの部分で臨場感とリアルさをより観客に伝えることが一番難しいと感じた。コンテストは緊張したが、他の大会にはない、違った内容を学ぶことができて楽しかった」と語りました。王さんは、小学校6年生から漫画のコナンが好きになり、大学に入ってから日本語を勉強し始め、将来は外交官を目指しています。今回のコンテストで、「アナウンスを通して、相手を思いやって心を伝えると言う事を学び、それを日頃の生活でも大切にしていきたい」と述べました。また、コンテストに備えて、1週間前から日本人の先生にお願いして、ニュースを読む練習を手伝ってもらったと話していました。練習を手伝った先生は、「こっちまでが緊張しちゃって、写真を取るのを忘れてしまった」と苦笑いしながら語りました。


集合写真

 今回のコンテストには、全国31校の大学から推薦された優秀な学生各1名、合計31名が参加し、リスナーの皆さんによるインターネット投票と、CRIのアナウンサーによる審査により、15人の参加者が決勝戦まで勝ち進みました。中国国際放送局(CRI)、中国中央テレビ局(CCTV)や中国の通訳業界の代表のほか、NHK、共同通信社など日本のメディアからも審査員が出ています。(取材:劉睿 写真:劉睿、陳博)

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