アメリカの世論調査会社ギャラップ社が8日発表した調査結果によりますと、77%の中国人が政府の環境保護措置に満足しているということです。

　2011年に中国の成人4200人を対象として行われたこの調査では、77%の住民が大気質に満足し、73%の住民が水質に満足しているとの結果になりましたが、大気質と水質に対する都市部住民の満足度はそれぞれ63%と67%で、農村部の87%と78%よりはるかに低いのも事実です。また、北京、上海、広州の住民の満足度は全国の平均水準より低い一方、環境保護に対する住民の意識は平均水準より高いということも分かりました。

　ギャラップ社は、「中国の環境保護の水準は先進国と比べて立ち遅れているが、新エネルギーへの投資、低炭素技術の研究などによって、急速な都市化がもたらしたエネルギーへの需要に対応しているほか、環境保護に努めている」としています。 国際・交流へ

　（FUYING、中原）