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山東、食品安全確保で「畑から食卓まで追跡」

2012-06-08 15:43:10     cri    

























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 発がん性が認められる工業用染料が検出された卵、有害物質「メラミン」が混入したミルク、高濃度の農薬で汚染されたニラなど、ここ数年、中国の食品安全問題が深刻化しています。農産物の生産から販売までの各プロセスに落ち度がないよう厳格な管理が求められています。中国の果物や野菜の主な生産地の1つ、山東省の煙台市では、畑から食卓までの流通を追跡する農産物安全追跡システムが導入されています。

 中国は世界最大のリンゴ生産国です。中でも山東省煙台市でつくられるリンゴは質が非常に良く、日本、韓国、シンガポール、ロシアなど10数カ国に輸出されています。現在、煙台のリンゴ生産地では、リンゴが生産されてから商品となり、人々の食卓にのるまでの全プロセスを追跡するシステムが導入されています。これについて、地元の果物生産者、彭さんは「我々の農産物はアジア、ヨーロッパ、アメリカなど10数の国と地域に輸出していて、輸出量は5万トンを超える。果物に関しては、農園からスーパーマーケット、そして食卓までの全プロセスを追跡している。例えば畑では、毎日どんな作業をしているか、どういう農薬や肥料を使ったか、いつ収穫するかなどを全て記録し、インターネットで公開している。この農産物はどの畑から採ったものなのか、私たちのウェブサイトを見ればすぐ分かる」と説明しました。

 中国の一部の地区では、農産物の生産、仕入れ、消費などの各プロセスに多くの問題が存在しています。スーパーマーケットにとっては、生産地での品質管理が見えず、仕入れ業者にとっては、安定した品質の高い品物の供給が不足しています。また農家では、技術指導が足りず、消費者は食品を購入した場合、購入するまで品質についての情報は手に入りません。

 こういった問題の解決に向け、煙台ではドイツの会社バイエル・クロップサイエンスの主導で、2008年から農産物の追跡システムを中心とした協力プロジェクトが進められてきました。プロジェクトには、北京の会社も参加しています。農業のサービス会社、北京艾物バイオ科学の責任者、孫さんは「我々は安全で環境にやさしく、効率が良いという面から見て、世界トップレベルの農薬や技術サービスを農家に提供している。食品の安全と同時に環境保護も重視している。農地の周辺には農薬の空容器を回収するボックスを設置し、農薬の使用を減らす技術も開発した」と語りました。

 また地元農家は協力プロジェクトに参加することによって、収入が増えています。地元の中国共産党支部の幹部は「ドイツのバイエル社の農薬を使いながら、北京の会社が技術の指導をしてくれている。そのおかげで、大きくて色も良いリンゴが、高い値段で売れている。農家たちも恩恵を受けている。今後はまずこの村で定着させ、その後は他の村にも広めたい」と述べました。(鵬、吉野)

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