エジプト選挙管理委員会は28日、大統領選第1回目の集計結果を発表しました。ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ氏とアフマド・シャフィク元首相が決選投票に進出したということです。

　選挙管理委員会のスルタン委員長は、「12人の候補者のうち、モルシ氏とシャフィク元首相がそれぞれ570万票余りと550万票余りを獲得し、1位と2位にある。半数を超える票数を獲得した候補者がいないため、規則に基づいて1位と2位のモルシ氏とシャフィク元首相両氏が決選投票に進む」と発表しました。

　しかし、当日夜、エジプトの首都カイロとスエズなどで、大統領選第1回投票の結果に抗議するデモが発生し、シャフィク元首相の候補者資格を取り消し、決選投票を延期或いは中止するよう求めました。（玉華、中原）国際・交流へ