中国は今年、水力発電による農村の電化と小型水力発電による燃料の代替を推進するために、中小河川における水力資源開発計画を展開し、すべての水力発電の安全管理を実現するなどして、農村の水力発電設備容量を300万キロワット増やす計画です。

　中国水利省の胡四一次官は22日に開かれた中国農村水力発電業務会議で、農村の水力発電の設備容量のテスト的拡大任務を完了させるため、重慶市、浙江省、湖北省、湖南省、広西チワン族自治区と陝西省の6つの地区に対し「関連基準を厳しく実行し、充当資金を適切に利用すると共に、これへの監督と検査を強化しなければならない」と指示しました。また、胡四一次官は「今年中に38カ所、出力計11万キロワットの小型水力発電による燃料代替プロジェクトに着手し、建設中の152カ所、計40万キロワットのプロジェクトをしっかり進め、50カ所、計15万キロワットの稼動を目指す」との方針を紹介しました。

　中央政府は去年、農村の水力発電への投資を大幅に増やし、年間の設備容量が328万キロワット増え、総設備容量は6212万キロワットに達したということです。（玉華、中原）　暮らし・経済へ