中国のデジタルアートファンとデジタルアートの大家が直接交流できる、第1回国際デジタルアートコミュニケーションが5月12日、北京市の石景山産業パークで行われました。
中国では国が漫画に力をいれていて、デジタルアート産業が急速に成長しています。主催者側は「中国では60万人のデジタルアート作家が不足している」として、今回のイベントを通して、中国デジタルアート産業の更なる促進と人材の育成を目指しています。イベントでは、中国のイラストレーターのベンジェミンさん、日本の漫画家でデザイナーの美樹本晴彦さん、日本の漫画編集者の由利耕一さん、フランスの漫画家のニコラ・ネミリさんなど業界内の著名人が集まり、デジタルアート業界の現状やデジタル絵画技法について、ファンと交流します。
美樹本晴彦さん 由利耕一さん
イベント開催前日の記者会見には、日本の漫画家でデザイナーの美樹本晴彦さん、編集者の由利耕一さんなどが参加し、美樹本さんは、「最近では中国の漫画作家の作品を目にする機会が多くなってきている。日本の作家として新鮮な刺激を受け、大変期待している。このような交流の場に少しでも力を添えることが出来ればと思っている」と述べました。また、由利さんは「漫画の編集を40年してきた。中国の漫画は急速に発展していて、このイベントで中国の若い方に日本の漫画のことを紹介できすごく嬉しい」と述べました。
また記者会見で、「中国の漫画家で一番注目しているのは?」と記者に質問され、美樹本さんは「つい最近に対談した夏達さんの作品を見て、日本のテイストも入りつつ、非常に中国っぽい味わいがあってとても面白く魅力的で印象に残った」と答えました。由利さんは、「国際漫画賞の優勝賞を受賞した潘麗萍の作品を見て、色や会話のセンスはとても洒落てると思った。今回ももっと多くのものを見てみたい」と答えました。(取材:劉睿、陳博 写真:劉睿) 国際・交流へ
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