李克強副首相は1日にハンガリーの首都・ブダペストでオルバン首相と共に、両国の中小企業の交流と協力などに関する7つの政府間と企業間の協力協定の調印式に出席しました。

　調印式に先立ち、李副首相はオルバン首相と会談し、「ハンガリーは中国にとっては中部ヨーロッパにおける重要なパートナーである」と強調し、両国の関係発展について五つの提案を行いました。

　この五つの提案とは、第一に、中国の中東欧地区を含む西側への開放拡大とハンガリーの東洋に対する開放の重要視というチャンスを逃さず、両国の国家発展戦略で見られる共通点を把握して協力を深めていくこと。第二に、両国の協力関係の基盤となる経済協力と貿易を拡大して、農業、インフラ整備と資源加工など補完性が強い分野における協力を拡大していくこと。第三に、金融協力を強化し、経済協力と貿易を支援していくこと。第四に、教育、文化、観光などの人文交流を拡大し、民間交流の基盤を固めていくこと。そして第五は、両国の改革と国家管理の経験を交流しあうことです。

　これに対してオルバン首相は「ハンガリーは引き続き東洋への開放政策を堅持し、両国の経済協力と貿易における潜在力を引き出していく」とした上で、中国が欧州債務危機対応でハンガリーを支援してくれたことに感謝の意を示しました。（朱丹陽　kokusei）

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