第111回中国輸出入商品交易会（広州交易会）第3期の商談会が1日開幕しました。今回の広州交易会では、アパレル館に9000を越える展示ブースが設けられ、4000社余りの企業が出品しています。そのうち、ブランド品の展示ブースは4500余りで、前回より138ブース増えています。

　中国繊維製品輸出入商会の関係者は、「ブランド品の展示ブースの増加は、中国のアパレル対外貿易企業が新市場の開拓と新製品を開発する面での努力を示すだけでなく、中国のアパレル産業構造の調整効果が現れ始めたことを表している」と述べました。

　同商会によりますと、国際アパレル市場の需要は不安定な状況にあり、去年、中国のアパレル輸出の伸び率は低下したため、アパレル企業は新市場にねらいを定めたと言うことです。去年、中国のＡＳＥＡＮ・東南アジア諸国連合、アフリカ、ラテンアメリカ、中東地区に対する輸出は強力な成長の勢いを見せました。中でも、ＡＳＥＡＮへの輸出は約34％増えたということです。

　また今年第1四半期、主要アパレルの生産量の成長率は加速し、大型アパレル企業の付加価値は昨年同期に比べ15％成長し、輸出額は500億ドルとなり、昨年同期より3％増加したということです。（玉華、高橋）暮らし・経済へ