シリア国防省の高官は11日声明を発表し、「シリア軍は現地時間の12日午前、反体制派への攻撃を停止する」と明らかにしました。国連とアラブ連盟のアナン合同特使の報道官は、シリア政府から停戦に関する書簡が届いていると述べました。

　シリア通信は声明を引用し、「政府軍は『武装テログループ』の犯罪活動取締りとシリア国土での国家主権の行使という任務を完遂した後、12日午前、この任務の執行を停止する」とする一方、「『武装テログループ』が庶民、政府軍、または公共や個人の財産を攻撃した場合、政府軍には反撃する権利がある」と指摘しました。

　これに対して、アナン特使の報道官は11日ジュネーブで「アナン特使はシリア政府や反体制派と協力して、6項目の提案、中でも各方面に停戦を求める第2項を全面的に実施していく」と述べました。（Katsu、大野）　国際・交流へ