日本の不動産・住宅情報ポータルサイト最大手のHOME'Sが9日、北京で、中国語サイト「戸博士」のグランドオープンを発表しました。中国でのビジネスパートナーは不動産モバイルサービスを手がける「北京掌中行」社です。

　当分は、北京と上海での中古住宅や賃貸業務を中心に、デベロッパー、不動産会社、ブローカーおよびオーナーにオンライン取引の場を提供し、将来、全国範囲での拠点拡大、日本の不動産情報の検索サービスなども始めていく予定です。

　中国の同業他社と比べ、HOME'Sの独自開発による「フリーワード検索」や実際効果にリンクする「反響課金制度」などで差別化をはかり、年内までに不動産エージェント3万社の利用を目指すということです。

　「どんな時代でも、住宅は不動のニーズだ。新規物件が全体取引の8割を占めている中国では、中古住宅のニーズがこれから高まっていくだろう。バブルがはじけた後に設立したHOME'S社の運営経験が中国でも参考になる」と「戸博士」社の許鋒CEOは中国市場での活躍に期待しています。（王小燕）暮らし・経済へ