中国の温家宝首相が31日、北京で、カザフスタンのカリム首相と両国の第1回首相定期会合を行ないました。

　温首相は、カザフスタンと国交樹立20年の節目の年に、両国の首相定期会合を始めたことの意義を高く評価した上、「世界経済の回復と成長は紆余屈折なプロセスにある。中国とカザフスタンは自信を持ち、長期的に物事をとらえ、両国の経済貿易協力の中長期計画および両国の隣接地区の協力計画綱要を制定し、協力の法的枠組みの完備を図っていくべき」だと話しました。さらに、「上海協力機構枠組み内に合意した各共通認識を具体的行動に移し、地域の経済協力がいっそう深いレベルで発展していけるよう促していく」と語りました。

　これを受け、カリム首相は「両国間の首相定期会合の始まりは、必ずや双方の共通利益を力強く促し、両国関係のさらなる発展に資する。これをきっかけに、中国と交流を密にし、共通認識を具現化し、未解決の問題の解決をはかっていく」と表明しました。さらに、北京で行なわれる上海協力機構のサミットの成功に向け、中国と一緒になって努力していく意向を表しました。（Yan、志摩）