第2回核安全保障サミットが26日と27日、韓国の首都ソウルで開かれます。57の国と国際機構からリーダーらが一堂に会し、世界の今後の核安全保障について話し合います。在韓国中国大使館の張鑫森大使はこのほど取材を受け、「中国はこの会議を重視している」とした上で、胡錦濤国家主席が率いるハイレベル代表団がサミットに出席することを明らかにし、ソウル核安全保障サミットを積極的に支持すると語りました。

　張鑫森大使は取材に対し、「核開発とその有効利用は、人類社会の進歩を後押しする20世紀の偉大な科学技術の産物だ。同時に、核安全保障問題もまた、日増しに国際社会が注目する焦点となっている。核安全保障は持続可能な経済発展や社会の安定と国の安全、及び国際平和などに関わっている」と指摘しました。

　また、「中国政府は核安全保障問題を重視し、終始責任のある態度で核の拡散や核テロリズムに断固として反対し、核安全保障能力の全面的な強化を図ると同時に、核安全保障をめぐる国際的義務を厳しく履行し、国際的な核安全保障協力に積極的に参加していくだけでなく、できる限り発展途上国の核安全保障に支援を提供する」と述べました。(張)