中国の李保東国連大使は20日、「中国はアフガニスタンの各分野での建設を支援する。国家機構の職責を全面的に回復させ、経済の発展と国家の再建に力を入れると同時に、国連アフガニスタン援助団（UNAMA）の任期を1年間延長することをも支持する」と述べました。

　李保東大使はこの日、安保理のアフガニスタン情勢に関する一般討論で「中国はアフガニスタンが政治、治安、発展と法治など分野の整備を強め、民族和解と『カブールプロセス』を推進させることを支持する。また、アフガニスタンの各分野における国家機構の職責回復を支持する。そしてアフガニスタンが経済発展と国家再建に取組み、世界各国、特に地域諸国との友好協力関係を積極的に発展させることを支持する」と述べました。

　李国連大使はまた「中国はアフガニスタン援助団の任期を1年間延長させるという国連事務総長の提案を支持する。国連が国際社会がアフガニスタン再建のために尽くした努力において、核心的な役割を果たすことを支持する」との考えを示した上で、アフガニスタンの経済再建を一層重視し、関連の約束を着実に履行し、アフガニスタンが定めた国家優先計画に基づき、アフガニスタンによりよい援助を行うことを強調したあと、アフガニスタンの持続可能な発展を推進し、不安定な情勢をもたらす根本的な原因をなくすよう国際社会に呼びかけました。

　安保理は22日にアフガニスタン援助団の任期に関する決議を採択する見込みです。