陳健商務次官は16日、「中国は北東アジア地域の経済発展の必要に応じて、互恵と共栄を実現させていく。このため、中日韓自由貿易エリアの設置と北東アジア地域の経済一体化プロセスの推進に力を入れていく」と強調しました。

　これは9月に吉林省長春市で開かれる第8回北東アジア博覧会に備えた記者会見で述べたものです。陳次官は席上「世界経済の回復が難航し、国際金融危機と欧州債務危機が広がっている中で、北東アジア地域は自信を持ち、相互の交流を強め、協力を行うべきだ」と強調しました。

　国家発展改革委員会筋によりますと、今回の北東アジア博覧会の内容を豊かにするため、テーマ別の展示と専門の発表会が行われます。また、博覧会は北東アジア地域の協力推進や中国東北地区の旧い工業基地の振興加速への援助提供で一役買うものと期待されています。

　ちなみに北東アジア博覧会は、中国と北東アジア諸国の経済協力と貿易往来、それに域内の協力を推し進めるために、中国政府が主催したものです。（朱丹陽）暮らし・経済へ