インドのシン首相は1日にインドの首都ニューデリーで中国の楊傑チ外相と会談しました。

　シン首相は「インドと中国の関係は世界において最も重要な二国間関係の一つだ。両国はライバルではなく、協力のパートナーである。世界には両国の共同発展の余地が十分にあり、両国は幅広い分野において協力することができる。両国の関係には巨大な潜在力がある。インド政府は中国との戦略的な協力パートナーシップを重視し最大の努力を払って、各分野における両国の協力を推進していきたい。インドは3月下旬に第4回ブリックス首脳会談を主催する。今回の会談は各加盟国が協力を強化し、共にチャレンジに対応する重要なチャンスになると信じている」と述べました。

　これに対し楊傑チ外相は、「当面の国際情勢の下、中国とインドの関係の発展は大きく開けている。2012年は両国関係が今後も変わらず発展していく重要な一年となる。双方は両国のハイレベルな相互訪問と接触に同意し、外交と対話および両国の政党、議会、軍隊の交流を深め、戦略と政治的な相互信頼を強化することに同意する。さらに戦略、経済対話などのメカニズムをよりよく生かして、経済貿易のレベルと人的交流を拡大し、国境交渉のプロセスを引き続き推進し、国境地帯の平和と安定をよりよく維持していくことに合意した」と述べました。(董燕華、吉野)