アメリカを訪問中の中国の習近平副主席は16日、アメリカのアイオワ州デモインで行った中米農業ハイレベルシンポジウムで、新しい歴史の起点に立つ中米農業交流と協力の推進に対し以下の三つの意見を提出しました。

　まず、中米両国は科学技術の協力を強化し、農業生産の効率を高め、資源の節約と環境保護に力を入れ、農業の持続可能な発展を推進していくこと。そして、経済貿易の往来を強化し、資源の配置効率を高め、公平的かつ合理的な市場環境を作り、農業経済の発展の加速を実現すること。さらに、互いの意思疎通と協調を保ち、農業分野における国際的にホットな問題に対応するための協調と協力を強化し、情報と資源を分かち合い、手を携えて世界の食糧安全を確保していくということです。

　習副主席は、「中米両国の農業省は『中米農業戦略協力計画』にまもなく調印し、協力を深める目標を明確にして、最優先の協力分野を確定する」と述べた上で、「良好な基礎のある中米農業の交流と協力は、必ずレベルアップされ、更なる協力の潜在力がある」との考えを示しました。（万、小野）