中国全国政治協商会議の賈慶林議長は28日、アディスアベバで、「目下、中国もエチオピアも、国の建設と民生の改善という任務をになっている。中国はエチオピアと共に、従来からの友情を一層深め、各分野における交流と協力を拡大していきたい」と語りました。

　これは、賈慶林議長がエチオピアのギルマ大統領と会談した際に語ったものです。賈慶林議長はまた、「国交樹立42年来、とりわけ、2003年、両国が全面的な協力パートナーシップを確立して以来、指導者が頻繁に行き来し、政治的相互信頼も一層深まり、協力分野も絶えず拡大し、国際と地域問題での協調と協力も絶えず強まってきている。中国はエチオピアが長期にわたって"１つの中国"を堅持し、中国の重要な利益にかかわる問題で断固支持してくれたことを賞賛し、それに感謝している」と強調しました。さらに、「中国はエチオピアと古くから築いた友情を重視している。真心のこもる友人として、中国はエチオピア人民が自国の国情に見合った発展の道を歩むことを断固として支持していく」と語りました。

　ギルマ大統領は、「エチオピア人民は中国が長期にわたって、エチオピアの建設に貴重な支持と援助をしてくれたことに感謝している。両国は南南協力のモデルになるよう、両国関係を全面的に発展させ、双方の指導者、政党、民間が緊密に交流し、二国間および多国間分野での協調と協力をはかり、とりわけ、中国アフリカフォーラムの枠組み内で効果的に協力しあい、アフリカと中国関係の発展を促していかなければならない」と述べた後、さらに「中国はエチオピアの信頼に値する友人とパートナーだ。賈議長のこのたびの訪問は、両国の友好関係の更なる発展に役立つに違いない」と語りました。（Yan、Kokusei）