中国の中央銀行である中国人民銀行筋は8日、「人民元建て業務の種類と範囲を徐々に拡大していく」と発表しました。
2012年度の中国人民銀行活動会議がこのほど行われ、市場のニーズに基づき、人民元建て業務の種類と範囲を徐々に拡大していくことが明らかにされました。それによりますと、人民元建て貿易決済や人民元建て投資決済に力を入れ、人民元の越境流動へのモニタリングや管理を強め、個人による越境取引向けの人民元建て決済業務への試みにチャレンジするということです。
いま、人民元建て貿易決済業務のテスト範囲は元の数都市から全国に広がり、経常項目から一部の資本項目にまで拡大されています。また、統計によりますと、去年、国際貿易による人民元建て決済額は2兆800億元に上り、直接投資による人民元建て決済額も1109億に上りました。そしてこの業務の利便化を図るため、14の国や地区と通貨互換協定を結び、その総額は1兆3000億元に達するということです。(Lin) 暮らし・経済へ
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